教材を購入された方から
「トレード前に相場背景の分析はどれくらいされていますか?」
という質問を頂きました。
正直な所、私はそこまで深く相場背景の分析はやっていません。
明確なエントリー&エグジットルールがなく、相場分析だけでトレードをしていくなら話は別ですが、それなりにしっかりとしたルールがあれば問題ないと考えていますし、1分足でチョコチョコと狙うのにどれくらい相場背景が影響するのかも分からないからです。
明確な統計が得られれば話は別ですが…。
そのような理由で、私は主に日足の意識されやすいところくらいしか見てないのが現状です。
あとは自分のルールに従ってトレードしています。
しかし、「何か相場背景の分析方法があれば教えてください」という質問もありましたので、非常に基本的な水平線を引いたやり方をご紹介します。知っている方も多いはずです。
マルチタイムの相場背景の分析方法
マルチタイムで分析する際は、大きな時間軸から見ていくのが基本です。
俯瞰しながら徐々に拡大していくイメージです。
まずは日足から
例として、本日12月18日の午後13時頃のポンド円のチャートで分析していきます。
ポン円の日足の高値安値にラインを引きました。
チャートを見ると、9月の情報思考は約6円未満のレンジ相場が続いています。
日足チャートにラインを引く際は、太いラインにすると分かりやすいです。
また、サポレジラインの色を変えると見やすいです。
次は4時間足
4時間足に切り替えますと、日足ではカバーできなかったサポレジラインが出てきます。
4時間足のラインは日足よりも細いラインで引きます。
こうすることで、日足レベルのサポートなのか、4時間足レベルでのサポートなのかが明確にわかります。
もちろん日足のラインの方が意識されやすいことは言うまでもありません。
最後に1時間足
デイトレやスキャルで相場の背景を読む場合は、4時間足レベルでも十分かとは思いますが、ここでは1時間足の分析もしておきましょう。
1時間足では一番細いラインを引いておきます。
ラインを引くことでわかること
ラインを引いて何が分かるかと言いますと、相場の節目です。
ラインが引かれる個所と言うのは、直近の高値安値やレートが何度も反発したところです。
こういったところは他のトレーダーも注目していたり、ポジションや注文が溜まっていたりしますので、レートがライン付近まで来ると、勢いが止まったり、反転してきたりすることが多いです。
逆に、ラインが引かれない価格帯は真空地帯となることが多く、直近のラインに引っ張られるように動くこともよくあります。(あくまでも傾向です)
実際のトレードでは、サポートラインがすぐ下にあるからロングする、レジスタンスラインが近いから利食っておく、といった使い方が出来るでしょう。
今回ご紹介したように、日足から小さな時間軸へラインを引きながら分析していくと、相場の流れが把握できるのは間違いないと思います。
非常に簡単にラインを引く方法
今回の記事を書くにあたって、日足から1時間足までのサポレジラインを引いたのですが、実はとあるインディケーターを参考にしました。
それがSupDemというMT4用のインジです。
SupDemを表示させると、下のように注目されやすい価格帯が表示されるのです。
ラインの難しさは、その解釈方法だけではなく、「どうやって引くか?」にもあると思います。
それを自動で引いてくれるのであれば、参考にもなりますし、自身でラインを引く際の勉強にもなりそうです。
このインジは無料です。
解説やダウンロードにつきましては、以下のサイトをご覧ください。
⇒「supdem」抵抗線や支持線を太くわかりやすく表示するMT4インジケーター
また、英語になりますが、このインジを使った感想や議論が以下にあります。
⇒Easy Supply and Demand Trading
使える幅は広いと思います。
客観的なライン分析がしたい方は試してみるといいですね。
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