昨日は全面的な円安だったため、ポン円もユロ円も一気に上げました。
昨日の記事ではポン円の目標地点が152円と書いたのですが、あっさりと突破していきました。
これから12月相場に入りはしますが、もしかするとこれまでの停滞した動きがエネルギーとなって、大きな動きになっていく可能性も出てきたかと思います。
取引結果
ポン円
4.8pips、13.1pips
ユロ円
3.1pips、10.4pips、-3.3pips、-4.5pips
ユロ円のチャートを掲載します。
勝手に回答コーナー
FXで両建てしている人を良く見るんですけどなんの意味があるんですか?
ポジションを決済しているのと変わらないですし。
よく聞く手法で
最初から両建てで持って、相場が上がったら、ロングポジションを利確とか書いてありますが、
それは相場が上がったら初めてショートポジションを持てばいいのでは?と思います。
スプレッド分損しているだけですし。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12169086002?__ysp=Rlgg5Lih5bu644Gm
質問者の言う通り、両建てを使うことでトレードの優位性は上がりません。
確実にスプレッド分は損しますので、優位性は下がります。
しかし、両建てをするメリットは二つあります。
1.精神的な問題の緩和
一つは精神的な問題の緩和です。
両建てのポジションを持っていて、相場が動きだした時に片方を外す場合と、ノーポジの状態で価格が動きだした時に新規でポジションを持つ場合では、精神的なモノが違うことがあります。(人によります)
両建ては既にポジションを持っているため、片方を外すときに「エントリーした!」という感情を減らすことにつながり、ルール通りのトレードがしやすくなるのではないでしょうか?(多分)
また、片方のポジションを保有している時に、利食いや損切りの注文の代わりに両建てをする人もいます。
これも、決済注文をして「ポジションが無い」状況になるよりは、両建てでもポジションを持っている感覚になることで、何らかの精神的なメリットが得られるのだと思います。
つまり、両建ては、トレーダーの精神を安定させる手段の一つではないかと私は思います。
合理的に考えれば、両建てなんてスプレッド分を確実に損するわけですが、それ以上に精神的に優位にトレードをすることが出来るのならば、やる価値はあると思います。
私は両建てはしませんが・・・。
2.節税
両建てをするもう一つのメリットは節税です。
年の終わり、もしくはその少し前に現在のポジションに両建てを入れて、年末に含み損の出てるポジションだけを決済することで、その年の「見かけ上の利益」を減らすことが出来ます。
当然含み益のポジションは次年に持ち越されますので、利益の繰り延べになるのですが、年によって収入が大きく変わってくる人や「今年は稼ぎ過ぎてしまった!」という人には効果的な節税になることがあります。
特に総合課税になる海外業者のFXや仮想通貨取引の場合は、その年の所得によって課税率が変化しますので、効果的に利益を繰延することで高い節税効果を期待できるのではないでしょうか。
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