ロングとショートで感覚は違いますか?
という質問をいただきました。
質問された方は、「ロングはエントリー後にもたつくことが多い」と感じて、ワンテンポ遅らせてエントリーされている、という話でした。
私はエントリーするときはロングもショートも同じタイミングで入っています。
しかし、感覚としてはショートの方がエントリー後にすぐに勝ち負けが分かってやりやすいです。
一方でロングの場合は、なかなか上げなくて手仕舞っても、すぐに再び上げてくるケースが多いと感じています。
こんなこともあるためか、売りも買いもするトレーダーからすると、私も含めてショートの方がやりやすいという人が多いですね。
一般論として、相場は上げ相場よりも上げ相場の方が早いと言われています。
株式相場や先日のビットコイン相場の暴落時なんかもそうですが、長い期間かけて上げ続けたのに、下げるときには、上げた期間よりも早く下げる傾向があります。
市場参加者の恐怖や不安と言った心理を反映しているから、価格は下がる方が早い、のだそうです。
株式や仮想通貨、商品市場などの価格が付くものならば、この説明は納得できます。
しかし、通貨と通貨の取引であるFX市場はどうでしょうか?
例えばユーロドルのチャートは、1ユーロが何ドルなのかを示しています。
ですが、別に1ドルが何ユーロかを示すドルユーロにしても同じなはずです。
ユーロドルが爆上げすれば、ドルユーロは暴落になります。
こう考えると、通貨ペアの上げ下げには違いが無いようにも思えます。
上のチャートはユーロドルのチャートに、逆相関のチャート(ドルユーロ)を表示させたものです。チャートをひっくり返してみても、特別変な感じは無いのです。
ではなぜ下げる方が早いと感じられるのか?
明快な答えは分かりませんが、世界中のトレーダーが同じチャートを見ているからでしょうか。
ドルとユーロのレートを見る場合は、ドルユーロよりユーロドルが圧倒的に多いでしょう。
だからこそ、下げ相場の方が市場参加者が恐怖や不安を感じてロングポジションを投げ売る・・・傾向にあるんじゃないかと個人的に思っています。
更新の励みになります。
応援のクリックをよろしくお願いします。