ジョニー、弟子をとる 10

トレードの悪い癖(2016年3月27日)

こんばんは、ジョニーです。

昨日、弟子のT君からトレード結果と感想のメールが送られてきました。
最近は2週間に1回会って、それ以外はメールでやり取りすることになっています。

彼の先週の結果は約10pips。
ボラティリティの小さな相場に苦戦したようです。

T君もかなりルールが守れるようになっていますし、自分自身の精神状況というものを客観的にみられるようになってきてるようなトレードをしているように思えます。

ただ、エントリー時に少し尻込みして、ローソク足が更に1本更新されてからエントリーして利幅を狭くする、尻込みしすぎてエントリーしないという前から続く癖はなかなか治らないようです。

ルールのポイントで入れと何度も言ってはいるのですが・・・。

これはきっと彼の中で損切りをしたくない気持ちが強すぎてエントリーを避けているのでしょう。

私が口で言っても伝わらないというか、彼自身も治そうと努力はしていてもなかなか難しいようです。私もそういったことがありますから、その気持ちはわかります。

しかし、「トレードで利益を出す」ということについて合理的に考えれば、エッジのあるエントリーポイントで尻込みするのは理に反します。

それが分かっていても変えられないのが非合理的な人間なのでしょう。
もっと経験が必要なようです。

ふるいに残れば素質あり(2016年4月10日)

弟子のT君と会ってきました。
今週の彼の成績は30pips程。
年度初めで忙しくてなかなかトレード時間が取れなかったそうですが、
その割には上々な成績でした。

会社勤めの方はこの時期は色々と忙しいと思います。
彼が務める会社にも新入社員が入社し、その初々しさを見て、
「自分がトレードを始めた時もあんな感じだったんでしょうね」と言っていました。

「夢をもって、ギラギラして、つまづくことなんて考えてない、みたいな。」・・・と。

T君がトレードを始めてから約1年半。
昨年のチャイナショックで大負けして文字通り私に泣き付いてきて約7ヶ月。
言うようになったものです(笑)

しかし、この7か月で彼のトレードに対する覚悟が大きく変わったのは事実。
ギラギラした感じも減りましたし、何度も痛い思いをして相場と上手に付き合っていく術を身に着けつつあります。でも、夢は・・・諦めていないようです。

トレードを始めた初心者の中で、何割が1年間で退場していくのでしょうか?
詳しい統計は知りませんが、半分以上だと思います。

この時点で退場する理由は、「簡単に稼げないから、資金がなくなったから」の2つでしょう。最初の「ふるい」です。

私は、「簡単に稼げないからトレードを辞める」という選択を取らなかった人は、その時点でトレードの素質があると考えています。辞めないだけでも素質なのです。

この素質に加えて、じっくりと学び、腕を上げていくという覚悟があれば、誰でもいつかは専業トレーダーとしてやっていけるのではないでしょうか?

別に専業になる必要も無いですが、勝てるようになるための覚悟は、専業でも兼業でも必須でしょう。

トレードの負荷を上手に調節しよう。(2016年4月24日)

こんばんは、ジョニーです。

今日は弟子のT君と会ってきました。
彼の先週の結果は30pips程。

彼も兼業トレーダーなのでトレードチャンスが少ないこともそうで、先週からトレード通貨ペアを増やしているそうです。今まではトレードについて色々と私が口を挟んでいましたが、彼も十分にやってこれているので、好きなようにさせています。

「通貨ペアを増やしてトレードチャンスが増えたのはよかったのですが、違う通貨ペアで同時にチャンスが来たり、ポジションを持ってる時に新しいチャンスが来て、今のポジを手仕舞って仕掛けるか、同時に2つのポジを持つか悩んだりして大変でした。」

と言っていました。
トレードチャンスが増えるのは良いことですが、迷う原因となったり、メンタルを一定に保ちにくくなるというデメリットもあります。

例えばユロドルとポン円で同時にエントリーチャンスが来たとしましょう。
チャート的にポン円が良かったのでポン円でロングしてもそのポジションは損切り。でもユロドルの方はしっかり伸びて大きな利益になっていた・・・。

誰だってユロドルでトレードすれば良かったと思います。
ポン円で損切った悔しさだけでなく、ユロドルでやればプラスになっていたという思いで、ストレスは倍増するのです。

複数の通貨ペアでトレードするのであれば、こんなことでイライラしていても仕方ありません。でも続けていくには慣れなくてはいけないことです。

そんなことは頭で分かっていても簡単には出来ないのがトレードです。

トレードは自分で負荷を調節できます。

・トレードする時間及び時間帯
・トレードリスク(ロット)
・通貨ペア数
・1日のトレード回数

上記の条件が少ない・短いほど精神的なストレスが小さくなります。
トレードで勝ちたいのなら、まずは小さな負荷で勝てるようになるのが最初のステップ。
自分に自信が持てるようになり、結果もついて来れば少しずつ負荷を強めればいいのです。

初心者はいきなり負荷MAXで始めようとしてケガをします。
負荷の概念すらないのですから。

トレード中にイライラする人、ルールを破ってしまう人は負荷を見直しましょう。