トレードでは全ては手に入らない

こんばんは、ジョニーです。
今日、約2ヶ月ぶりに元弟子のT君と会いました。

相変わらずトレードは頑張っているようですが、10月からのレンジ相場にはほとほと参っているようで、「いつブレイクするんでしょうか?」と何度も聞かれました。

いずれは大きな動きが出てくることには間違いありません。
しかし、それが「いつ」なのかは誰にもわかりません。

今の保合い相場から大きくブレイクするためには、何らかの材料が必要だとは思うのですが、それが何なのかもさっぱりわからないのが現状ですね。

エントリーする時、何を考えていますか?

今日は結構トレードのメンタルについて色々と話したのですが、印象に残っている質問が「エントリーする時、ポジションを持っている時、何を考えていますか?」でした。

改めて「トレード中に何を考えているか」と聞かれると少し戸惑いましたが、「少なくとも勝ちトレードになるとは考えてないなぁ」と答えました。

トレード中にに少しでも期待とか希望があると、損切りになった時に失望します。
失望すればストレスになります。
ストレスは蓄積し、トレードに悪影響を与えます。

こんなことから「勝つことを前提に考えること」はしないように長年努めていました。
しかし、今の現状としては正直なところ何も考えていません。

エントリーチャンスだから入った。
反対に動けばすぐに損切るし、エントリー方向に動けば利食いの時期を考える。

これだけなんですね。
相場の事はコントロールできないけど、自分の行動は何とかすることが出来る自信も少々あるためか、エントリー時には期待も不安もほとんど感じないようになっています。
当然連敗が続くとイライラはしますが。。

一つの手法について何度も何度もトレードしていけば、慣れるというか、良い意味で飽きてきます。同じことばかりやっていれば、トレードで興奮することも減ります。

更にそれをずっと続けていけば、ルーチンワークになります。

こうなってくるとトレードの面白みが無くなってくるのですが、その分だけ利益は出しやすくなります。

相場は厳しいもので、「トレードを楽しみながら利益を出す」ことをなかなか許してくれません。

初心者や負け続ける人は、トレードを楽しむために対価を相場に支払い続けます。
一方で勝つ人は相場から利益を得るために楽しさを諦めます。

エド・スィコータが「皆、相場から自分の欲しいものを手に入れる」と言っていますが、欲しいもの全ては手に入らないのです。

勝っては喜び、負けたら八つ当たりする。
手法に飽きたり、使えないと思ったらすぐに新たな手法を探し求める。

トレードでこんな楽しみを方をしていたら、なかなか利益を得る側にはなれないのです。

 

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