ジョニー、弟子をとる 8

相場が難しくなる時(2016年1月16日)

こんばんは、ジョニーです。
今日も弟子のT君と会ってトレードの話をしてきました。

今週のT君のトレード結果は22pips。
今週の相場としては、先週に引き続き良い感じの下落相場でしたし、
彼は月曜日から金曜日までトレードしているのでもっといい結果だと思っていました。

あまり振るわなかった原因が、ロットです。
彼は私の提案通り、今週から5000通貨でトレードを始めたらしいのですが、
「1回のトレードの重みが半端ない」らしく、週の半ばまではマイナスだったそうです。

「勝てるポイントは見送って、負けるポイントだけで入ってしまって・・・」とT君。
これもよくあることなんですね。

負けるのが怖くてエントリーするのを戸惑っていると、スルッと相場が動きます。
エントリーしていれば勝てたのに!と半ば怒りを感じて次のエントリーポイントで入ると、今度は負ける。

相場と自分が完全に噛み合わないと、なぜか負けトレードだけ選択しているようになります。だからこそ、最初から損切りを前提で負けを怖がらずにガンガン入って行くべきなのですが、ロットを上げると負けが急に怖くなるのです。

私も含め、普通の人間ならこの精神状態になります。
これをどう打破するかは、経験しかないと思います。
ロットに慣れる、手法に慣れる、自分が怖がることに慣れる。

時間はかかりますが、これが一番着実です。

彼はあと数週間は今のロットでトレードを続ける必要があるかなと思います。

痛い目を見た方が良いのかも・・・(2016年2月7日)

こんばんは、ジョニーです。

昨日、弟子のT君から取引結果のメールが来ました。
先週の結果は50pips程度。

月曜火曜と順調に来ていたのに、水曜日で利益をリセット。
そして木曜日と金曜日でまた取り返すというジェットコースターのような推移です。

水曜日に全部利益が無くなったせいか、木曜日と金曜日ではかなり無理のあるトレードをしていました。

これで勝てたからよかったものの、そうでなかったらどうするだ?
と思えるようなトレードです。

T君にFXを教えて半年近くなりますが、確かに成長はしています。
ただ、ちょっと最近は相場を舐めてきてるんじゃないかなとも思えることがあります。

獲得pipsの大小はあれど、毎週利益を出せるようになっていますし、
それなりのトレードが出来るようになっています。

それが彼の自信に繋がっているのですが、自信が強すぎると自惚れます。
私は自惚れて相場に勝ち続けられる人間を知りません。

厳しい世界だからこそ、「勝って兜の緒を締める」人間が生き残るのです。

・・・と、そういった旨の返信を彼にしておきました。

トレードで一人前になるには、何回かは絶望を味わう方が良い薬になります。
また、彼もそういった経験をすることになりそうな気がします。

 

エグジットの難しさ(2016年2月14日)

こんにちは、ジョニーです。

昨日は弟子のT君と会ってきました。

先週のトレード結果はマイナス30pips程。
今年に入ってずっと好調な結果が続いていたのに、
久しぶりに週単位のマイナスになってしまって落ち込んでいました。

彼くらいのキャリアなら、週単位で負け越すことなんて普通なのですが、
本人自身が「勝てる」と思い込んでしまった時に負け越すとショックは大きいものです。

しかしながら、各トレードを見てみれば特に妙なエントリーをしているというわけではありませんでした。

問題はエグジット。

彼は負けが続いてくると、どうしても利益を早く確定したい傾向が強いようです。
だから損失以上の利益が出るようなトレードでも中途半端なところで逃げて、
トータルでは負け越しとなりました。

「利確後に逃げなければよかたのに・・・と思ってばかりでストレスでした」
と言っていました。

「利益確定で悩めるようになったら中級者」とも言われます。
ポジションを持っている時に適切な判断をするのはそれだけ難しいのです。
機械的に損切れるようになったとしても、利確はそれ以上に難易度が高い。

彼はそろそろロットを上げたいと考えていたようですが、
まだ少し厳しいかなと私は思います。

破滅的なトレードをしなくなっただけかなり上達しているのは事実ですし、
彼の努力は私も認めています。

でも、もっと経験を積んで自分自身のメンタルの動き、トレード中のストレス対処法等も
知った方が良いかなと私は思います。