ジョニー、弟子をとる 14

専業トレーダーとして生きていく覚悟(2017年1月30日)

昨日久しぶりに弟子のT君と会いました。
約2ヶ月ぶりでどんな感じなのか気になっていましたが、好調なようです。
しかし、好調さのおかげでこんなことを言い出しました。

「専業トレーダーになるためにこれからもっと頑張ります!」

・・・。
頑張るのはとても良いことだと思います。
でも専業トレーダーになるのは個人的にはあまりお勧めしません。

かつて仕事を辞めて専業トレーダーになった私が言っても説得力は無いのですが、どんな業種であれ独立するのは簡単なことではありません。

専業トレーダーとして独立しても、新たな事務所や営業所、スタッフ等は必要ありませんから、気軽に独立しようとすれば可能なのは事実です。でも、環境が変わることによってトレードが不調になるリスクもありますし、何より現在の給料が無くなります。

会社勤めしている人は会社に対して大なり小なり不満はあることでしょう。
しかし、会社から色々と守られている事実もあります。

このようなことをT君に説明しましたが、あまりイメージ出来ないのか効果は無く・・・。
「それでもせっかくの人生ですから挑戦してみたいんです!」
という答えが返ってきました。私が説得できる立場でもないですね。

「まぁ君がどんな人生を送るかは勝手だけど、専業トレーダーは良いことだけじゃないよ」

とだけ言っておきました。
彼にとって専業はまだ夢物語なのですから。

本当に専業になれるレベルまで稼げるようになったら、専業として生きていく重圧とか大変さが分かるようになるんじゃないかと思っています。

兼業トレーダーとして生きていくのも悪くない、と思うのは私が専業トレーダーになってしまっているからでしょうか?

ボラティリティの波(2017年3月13日)

こんばんは、ジョニーです。

日曜日に弟子のT君と会いました。
約1か月半ぶりでしたが、最近のボラティリティの低い相場のおかげで、やや不調気味のようです。

不調と言っても週単位でマイナスにはなることは無く、前回会った1月の時のような好調さはキープできていないために不満があるようでした。

トレードをやっていて避けられないのがボラティリティの波です。
昨今の相場で言えば、トランプラリーに湧いた2016年終盤から1月までの高ボラ期、そして2月から現在にかけての低ボラ期、とボラティリティは月単位で波を描きながら推移しています。

このボラの波はデイトレーダーやスキャルパーにも大きな影響を及ぼします。
簡単に言えば、高ボラ期はトレンドが発生しやすくpipsが多く取れやすい、
低ボラ期はレンジになりやすくpipsがとりにくい、となります。

どんなにトレードの腕があってもこれは仕方がありません。
トレードの中で諦めることの一つだと私は思っています。

そんな避けられないボラティリティの波の中で我々がやるべきことは、波の中で上手にトレードをしていくことです。

高ボラ期はトレンドフォロワーにとって非常にトレードしやすい時期です。
「もうそろそろ上昇も終わりだろう」と思ったところから高値更新することもあります。

しかし逆に低ボラ期はトレンドが出たかと思ってもダマシに終わり、
イライラするレンジ相場が長く続きやすいです。

高ボラ期にトレードを始めて「トレードって簡単」と思っていた人が、低ボラ期に入って全てを持っていかれるという話はよくききます。

こうなる理由は、相場には波があること、波を考慮してトレードしないといけないことを知らないからです。

知らないからこそ、思い通りに行かない時に頭にきて自滅するわけですね。

ちゃんと波があることを理解していれば、今は多くを求めなくてもいい時期だと自分に納得させることが出来るはずです。

T君にも、「今は思い通りに行かない相場で自分が振り回されない様に気を付けるべき時だから・・・」とアドバイスしました。

停滞する相場が続けば、次は大きく動く相場が来るものです。

本業とトレードを両立するために(2017年4月23日)

こんばんは、ジョニーです。
昨日、元弟子のT君と少し会ってきました。

「最近の調子はどう?」

と聞いたら、「調子悪いです・・・」と言う歯切れの悪い答えが返ってきました。

4月の相場はかなり悪かったうえに、新年度で彼も色々と忙しくストレスも溜まっていたことで、どうも自分の力が発揮できていないようでした。

本業とトレードの両立、と言うのは簡単なようで難しいものがありますね。
私も経験があります。

日中に会社で仕事をして、帰宅してトレードをするとなると、会社で受けたストレスや疲労をそのままトレードに持ち越しがちです。

そのために妙なミスをしたり、無性にスリルが欲しくなったり、トレードに集中できなかったりと不都合な結果を招くことになるのです。

こうなることを避けるために私がサラリーマン時代にやっていたことは、仕事から帰宅したら熱い風呂に入って頭をリセットするでした。

これが結構効果的で、頭がシャキッとして新鮮な感覚でトレードに臨むことが出来るようになるのです。オススメです。

私はやっていませんが、トレード前に瞑想する人もいますね。
目を閉じて精神を穏やかな状態に持って行くことで、それまでの雑念を一掃することが出来るそうです。

T君にもこのようなメンタル管理方法を紹介してきました。
するとT君から「専業になったらメンタル管理は楽になるんですか?」と言う質問が来ました。

専業トレーダーと言うことは、生活の中心がトレードになるわけですから、兼業の方と比較すれば基本的にトレード以外のストレスは少ないです。

しかし、専業には専業のプレッシャーがあります。
全てが自己責任で、トレード以外にも収入が無い状況になると、それはそれでキツイです。

私も専業になりたての頃は胃がキリキリと痛み、「これなら仕事続けといたほうがよかったかなぁ」と思うことがよくありました。

私の感覚としては、専業のプレッシャーの方が圧倒的にキツイです。
今では慣れてしまいましたが、専業でやっていくには、このプレッシャーを跳ね除ける必要があります。

このようなこともあって私は他人に専業トレーダーになることはお勧めしません。

T君にもこの話をしたのですが、「それでも専業になりたいです!」と意気込んでいました・・・。なかなか伝わらないものです。

 

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